iDempiere パーツタイプの使い方|製造 操作マニュアル・技術仕様
📖 製造の全体像: 製造の全体図 も合わせてご覧ください。
パーツタイプは、製造で扱う品目を部品区分(例: 原材料・購入部品・中間組立品・完成品)で分類するためのシンプルな設定マスタです。ここで定義した区分は品目マスタの「パーツタイプ」欄で選択でき、製造系の品目分類・検索の切り口として使用します。
📌 ポイント: パーツタイプは名称と説明だけの分類マスタです。分類そのものにロジックは無く、品目マスタに設定して検索・レポートの絞り込みに使うのが基本的な用途です。
パーツタイプでできること
Section titled “パーツタイプでできること”- 製造上の部品区分(原材料・購入部品・中間品など)の定義
- 品目マスタへの区分割り当て(品目の「パーツタイプ」欄)
- 区分の無効化による選択肢からの除外
パーツタイプは 1 タブ構成です。
| タブ名 | テーブル | 項目数 | 役割 |
|---|---|---|---|
| Type | M_PartType | 5項目 | パーツタイプの定義(名称・説明) |
基本操作手順
Section titled “基本操作手順”graph TD
A["🚀 メニューから開く<br/>生産管理 > パーツタイプ"] --> B["➕ 新規で名称・説明を入力"]
B --> C["💾 保存"]
C --> D["🔗 品目マスタの<br/>パーツタイプ欄で選択"]
アクセス方法
Section titled “アクセス方法”メニューから「生産管理(Manufacturing Lite) > パーツタイプ」を開きます。
- ツールバーの「新規」ボタンをクリック
- 以下を入力:
- 名称: パーツタイプ名(例:
原材料、購入部品、中間組立品) - 説明: 区分の補足説明(任意)
- 名称: パーツタイプ名(例:
- 「保存」をクリック
- 品目マスタを開き、対象品目の「パーツタイプ」欄で登録した区分を選択
項目リファレンス
Section titled “項目リファレンス”Type タブ
Section titled “Type タブ”| 項目名 | 必須 | 型 | 説明 |
|---|---|---|---|
| クライアント | 必須 | 選択 | 自動セット |
| 組織 | 必須 | 選択 | 自動セット |
| 名称 | 必須 | 文字列 | パーツタイプ名(レコードの識別子) |
| 説明 | - | 文字列 | 補足説明 |
| 有効 | 必須 | チェック | 無効化すると品目マスタで選択不可に |
よくある質問(FAQ)
Section titled “よくある質問(FAQ)”Q. パーツタイプはどこで使われますか?
Section titled “Q. パーツタイプはどこで使われますか?”品目マスタ(M_Product)の「パーツタイプ」欄で選択できます。品目の製造上の区分を示す分類属性で、検索やレポートの絞り込みに使用します。標準機能としてパーツタイプに紐づく自動処理はありません。
Q. 検索キー(Value)がありませんが問題ありませんか?
Section titled “Q. 検索キー(Value)がありませんが問題ありませんか?”パーツタイプには検索キー列が無く、名称がレコードの識別子です。同じ名称を重複させないよう運用で統一してください。
Q. 使わなくなったパーツタイプはどうすればよいですか?
Section titled “Q. 使わなくなったパーツタイプはどうすればよいですか?”品目マスタから参照されているレコードの削除は外部キー制約により失敗します。「有効」チェックを外して無効化すれば、既存品目の設定は保持したまま新規選択の対象から外せます。
🛠 技術仕様(開発者向け)
パーツタイプはマスタデータ型のウィンドウ(AD_Window_ID: 53150)で、M_PartType テーブル(テーブル定義上の説明: Manufacturing part type)にデータを格納します。専用の M クラスは存在せず、自動生成クラス X_M_PartType(173行)のみで動作します。ビジネスロジックを持たない純粋な分類マスタです。アクセスレベルは Client+Org です。
アーキテクチャ概要
Section titled “アーキテクチャ概要”classDiagram
class X_M_PartType {
<<generated>>
+getName() String
+setName(String) void
+getDescription() String
}
class PO {
<<abstract>>
}
class M_Product
X_M_PartType --|> PO
M_Product --> X_M_PartType : M_PartType_ID
パッケージ: org.compiere.model
ソースファイル: org.adempiere.base/src/org/compiere/model/X_M_PartType.java(生成クラス)
関連DBテーブル
Section titled “関連DBテーブル”M_PartType(パーツタイプ)
Section titled “M_PartType(パーツタイプ)”| カラム名 | 型 | 必須 | 説明 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| M_PartType_ID | ID | PK | パーツタイプ ID | 主キー |
| AD_Client_ID | TableDirect | Y | クライアント | |
| AD_Org_ID | TableDirect | Y | 組織 | |
| Name | String(255) | Y | 名称 | 識別子(検索キー列なし) |
| Description | String(255) | N | 説明 | |
| IsActive | YesNo | Y | 有効 | デフォルト Y |
参照元カラム
Section titled “参照元カラム”提供データ(カラム定義)上、M_PartType_ID を持つテーブルは以下の 2 つです。
| テーブル | カラム | 用途 |
|---|---|---|
| M_Product | M_PartType_ID | 品目マスタの部品区分 |
| M_Product_BOM | M_PartType_ID | 旧 BOM テーブル上の部品区分 |
ビジネスロジック
Section titled “ビジネスロジック”M クラスが存在しないため、beforeSave/afterSave 等の固有ロジックはありません。保存・削除は PO 基底クラスの標準動作(必須チェック・外部キー制約)のみです。
拡張ポイント(カスタマイズ箇所)
Section titled “拡張ポイント(カスタマイズ箇所)”OSGi Model Validator
Section titled “OSGi Model Validator”パーツタイプに応じた品目マスタ側の制御(例: 特定パーツタイプの品目は購買対象必須)を行う場合は、M_Product を対象とした Model Validator で M_PartType_ID を参照して実装します。M クラスが無いテーブルの値取得には GenericPO または生成クラス X_M_PartType を使用します。
Callout
Section titled “Callout”このウィンドウのカラムに標準 Callout はありません。
関連プロセス
Section titled “関連プロセス”リファレンスページ・メニューに関連プロセスはありません。
関連ドキュメント
Section titled “関連ドキュメント”iDempiereカスタマイズのご相談
Section titled “iDempiereカスタマイズのご相談”パーツタイプのようなシンプルな分類マスタも、Model Validator と組み合わせることで品目登録ルールの自動チェックに活用できます。
As-Link株式会社では、OSGiプラグインによる安全なカスタマイズを提供しています。